みなさんは日頃、健康を意識していますか?
体の健康は気にしていても、住環境の健康は意識していないことも多いのではないでしょうか。
実は以下のような症状は、住環境が原因となっているケースがあります。
- ・シックハウス症候群などのアレルギー症状
- ・カビ、ダニによるアレルギー症状
- ・風邪、熱中症、冷房病などの体調不良
- ・ヒートショック
そこで、健康を意識した住まいとして「健康住宅」という家があります。
健康住宅では以下のようなポイントを意識して建てられています。
- ・日当たりを良くする
- ・風通しを良くする
- ・断熱材で結露やカビを防ぐ
ここからは、それぞれのポイントについて解説します。
●日当たりを良くする
精神面の健康を保つためにも、日当たりを良くすることは大切です。
朝日を浴びることで、体内時計を正常に保つことができます。
また、太陽の光を浴びることで、幸せホルモンの「セロトニン」を増やす効果も期待できます。
日当たりを良くするには、リビングに南向きの窓を設置する、あるいは朝日を入れるために東向きの窓を設けることがポイントです。
●風通しを良くする
空気中の有害物質を除去するには、風通しを良くすることが必要です。
換気が良くできないと空気が悪くなり、息苦しく感じるでしょう。
風通しを良くするには、できるだけ南北に窓を設けることがポイントです。
難しい場合は、部屋の2方向に窓を設けるよう設計してみましょう。
これにより、窓を開けることで自然の風を通すことができます。
●断熱材で結露やカビを防ぐ
結露は家の内と外の気温差によって生じるもので、放置しているとカビや異臭が発生する原因となります。
カビは、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの原因となります。
そこで、結露が発生しにくい断熱材を使用することで、結露やカビを防ぐことができます。
結露を防止するには耐水性のある断熱材が向いています。
具体的には、羊毛や炭化コルクのような天然素材系の断熱材が最適です。