床暖房にはいくつか種類がありますが、電気で発熱させる床暖房を「電気式床暖房」と言います。
一方、「温水式床暖房」とは温水パネルを使用して部屋を暖める床暖房のことを指しています。
電気式床暖房の導入を考えている方にとっては、どのようなメリット・デメリットがあるのか気になるのではないでしょうか。
今回は、温水式床暖房と比較しながら電気式床暖房のメリットとデメリットについて紹介します。
●電気式床暖房のメリット
電気式床暖房は比較的簡単に設置できるため、リフォームに適しているというメリットがあります。
温水式床暖房は配管工事や熱源設備の設置を伴うので、工事の規模が大きくなりやすいです。
その結果、温水式床暖房に比べると初期費用が安くなります。
特に重ね張りを用いることでコストを抑えられるでしょう。
また、メンテナンスがあまりかからないのも電気式床暖房の特徴です。
温水式床暖房では不凍液の交換が必要となるため、電気式床暖房の方が扱いやすいです。
●電気式床暖房のデメリット
メリットが多い電気式床暖房ですが、電気代が高くなりやすいことが電気式床暖房のデメリットです。
導入コストは安いですが、長期的に見ると温水式床暖房の方がランニングコストが安くなる場合もあるでしょう。
また、電気式床暖房には温水式床暖房よりも立ち上がりが遅いというデメリットもあります。
例えば、スイッチを入れてから床暖房が30度になるまでに2時間ほど掛かってしまう場合があります。