住宅の外構には、大きく分けてオープン外構とクローズ外構の2種類がありますが、どちらがいいのか迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、オープン外構とクローズ外構の違いを3つの観点から解説していきます。
●外観
オープン外構は、敷地の周りに囲いを設けない外構スタイルのことです。
視覚的に開放感があるため、敷地が狭くても広く感じられます。
また遮るものがないので、光や風が通り抜けやすいといったメリットもあります。
クローズ外構は、敷地の周りにブロック塀やフェンス、門扉などの囲いを設置する外構スタイルのことです。
クローズ外構と言っても、必ずしも完全に遮断されているというわけではありません。
住宅によっては、道路や隣家との境界を作るため、植栽やポストが配置されていることもあります。
●プライバシー
プライバシーが守られるのはクローズ外構です。
壁やブロック塀で住宅が囲まれているため、外部から住宅内を見られることはありません。
他人の視線が気にならないので、洗濯ものを気軽に干せます。
また、休日はベランダでガーデンパーティーやバーベキューを楽しめるでしょう。
一方オープン外構の場合は、クローズ外構に比べてプライバシーを保護しにくいといったデメリットがあります。
そこで、防犯対策としてセンサーライトや防犯カメラの設置などが推奨されています。
またポストは鍵付きのものを使用すると安心です。
●コスト
コスト面を比較すると、オープン外構の方が比較的安くなります。
それは壁やブロック塀を施工するコストがかからないからです。
住宅の大きさにもよりますが、オープン外構が約100万~150万円ほどかかるのに対し、クローズ外構が約200万~300万円ほどかかるとも言われています。
このように、オープン外構とクローズ外構はそれぞれメリットやデメリットがあります。
どちらがいいのか迷っている場合は、優先順位を明らかにしながら選ぶといいでしょう。