この季節は気温も湿度も高くて大変。
ジメジメと蒸し暑い夜は不快指数が高く、寝苦しさを感じることもありますよね。
地域によっても異なりますが、日本の夏季の平均湿度はおよそ70%前後。
75%を超えることも多く、かなり湿度が溜まりやすい環境になっていると言えます。
湿度は、結露やカビ・ダニを発生させる原因のひとつで、住まいにダメージを与える大敵でもあるのできちんと対策を行いたいですね。
〈住まいの湿度対策その1〉24時間換気を止めないように注意する
近年は高気密高断熱住宅が増えているため、24時間換気システムが搭載されている家庭も珍しくありません。
しかし、せっかくの24時間換気システムも「給気口」を閉めっぱなしにしていたり、電動式の場合、スイッチをオフにしていると機能しません。
開閉式の給気口の場合は、トイレや洗面の「換気扇」を作動しておくと、空気の流れができて、空気が入れ替わるようになっています。
〈住まいの湿度対策その2〉除湿剤を有効活用
換気をしっかり行っていても、お風呂場やキッチンのシンク下など、どうしても湿気が溜まりやすい場所があります。
そのような場所には、市販の除湿剤を置いて湿気がこもらないようにしましょう。
除湿剤でなくても、新聞紙や重曹、タオルでも代用が可能です。
湿気が溜まりやすい箇所をあらかじめ把握して、効果的に対策を行いましょう。
〈住まいの湿度対策その3〉家具と壁の間に隙間を設ける
室内の家具、壁にベッタリとつけて置いていませんか?
実はこの置き方は湿気対策としてはNG。
外の湿気は壁を伝わって室内に侵入してくるため、壁と家具に隙間がないと、そこに湿気がこもってしまいカビやダニ発生の原因になってしまいます。
家具は壁から5cm以上離しておくよう、今一度配置を見直してみましょう。
そのほか、こまめな喚起やサーキュレーターなどを使って室内の空気をしっかりとかきまわすのも有効な湿気対策のひとつです。
いずれにしても、自宅内のどこに湿気が溜まりやすいのかをあらかじめ把握することが大切。
湿気が溜まりやすい場所、空気の通り道になりやすい場所をしっかり理解しておけば、より有効な対策が行えるようになります。
日当たりなどによっても条件は変わってくるので、夏の自宅内の環境がどうなるのか、しっかり確認しておきましょう。