新築を建てる際のキッチン選びは、アイランド型や対面型などの見た目や、好みのデザインで選んでしまいがちです。
気持ちよく使うためにも、自分が気に入ったデザインを選ぶことはとても大切ですが、デザインばかりに気を取られると見落としてしまいがちなのが、高さや奥行きなどのサイズ。
キッチンは作業を行うための場所なので、高さが合っていないと腰などに負担がかかってしまう可能性もあります。
キッチンを購入する際は、必ず以下のサイズを確認するようにしましょう。
◆ワークトップの高さ
食材を切ったり調理をしたりするワークトップの高さは、キッチンの使いやすさを左右する重要なポイントと言っても過言ではありません。
一般的に使いやすいワークトップの高さは「身長÷2+5cm」程度だと言われています。
ただし、これはあくまで目安のサイズ。
実際にショールームなどで高さを体験してみて、自分にしっくりくるサイズを選ぶと良いでしょう。
◆キャビネットの高さ
調理器具や食器などを収めるウォールキャビネットを設置する場合は、自然と目に入ってすぐ手が届くゾーンが良いと言われています。
目安としては床から145cmほどと言われていますが、こちらも身長などによって個人差が出るもの。
実際に手を伸ばしてみて、使いやすいサイズをシミュレーションしてみると良いでしょう。
◆奥行き
システムキッチンの奥行きは手を伸ばして無理なく届く範囲とされる奥行き65cmが主流です。
ただし、棚を設置する場合やアイランド型キッチンの場合は、より長い奥行きが必要になるため、こちらも事前にシミュレーションしてみると良いでしょう。
他にも引き出し方収納がしゃがみすぎて出しづらくないか、なども予めチェックしたいポイント。
また、身長が異なる複数の人が使う場合は、誰をメインに設定するかなども事前に話し合っていた方が良いでしょう。
いずれにしても、頭の中で考えているだけではなかなかピッタリのサイズを把握するのは難しいもの。
できるだけショールームなどに足を運んで、ピッタリのサイズを見つけるようにしたいですね。