マイホームは30年、40年と長く住み続けるものだからこそ、快適な暮らしを守るためにはメンテナンスが欠かせません。
メンテナンスというと費用がかかるものと考えてしまうかもしれませんが、メンテナンスの一番の基本は日々の掃除。
汚れなどが溜まる一方になっていれば、窓やドアなどの動きが悪くなって劣化が早まるうえ、カビなどの発生も招いてしまいます。
まずは、住まいをできる限り清潔に保つように心がけることが大切です。
さらに、日々の暮らしの中で「クロスが破れている」「外壁に小さなヒビが入っている」など自分で修繕できそうな部分を見つけたら、早めに対処することも重要。
軽微なダメージあれば、ホームセンターで必要なものを購入して自分たちで対処することも十分可能です。
また、自分たちでの早めの対処が住宅の寿命を長くすることにもつながります。
素人では手が出せないひどい状態になるまで放っておいてしまうと、住宅へのダメージも大きなものになりますし、業者に依頼する際の金額も高くなってしまいます。メンテナンス費用をなるべくかけないためには、「自分たちで早めに対処」を心がけましょう。
でも、そうは言っても水回りや外壁の塗り替えなどを自分たちで行うのはなかなか難しいもの。
そのため、日頃からメンテナンス費用を積み立てておくと良いのですが、気になるのは費用がどのくらいかかるかという点ですよね。
住宅の形状や状況によって金額は異なりますが、大きな目安としては
□10〜15年で外壁の塗り直し(モルタル・ジョリパッドの場合):100万円程度
□10〜15年で室内のクロスの張り替え等:5万円程度
□10〜15年で水回りの点検・高圧洗浄など:10万円程度
だと言われています。
他にも、場合によってはドアの取り替えや畳の張り替え、シロアリの駆除などが必要になってくることも。
マンションの場合は管理費や維持費の積み立てがありますが、戸建ての場合は自分で意識して積み立てておかなければなりません。
大規模な修繕は大体10〜15年サイクルで必要になると言われているため、それに備えて日頃から積み立てを行っておくと安心です。
また、毎日の掃除など自分たちでできるメンテナンスでかかる修繕費を減らすことができるので、どのくらい費用を節約できるのか、楽しみながらメンテナンスを行うのも良いかもしれませんね。