住宅コラム

神奈川で新築分譲住宅を買う前に|保証とアフターサービスで確認すること

住宅購入コラム
2026.09.24
点検

神奈川県内で新築分譲住宅の購入を考えた時、立地や間取り、予算に注目することが多いのではないでしょうか?もちろん、これらの条件はマイホームを選ぶうえで大切なポイントです。
ただし、マイホームは「購入してゴール」というわけではありません。その新築住宅で安全で快適な暮らしを長く続けていくためには、入居後の建物のメンテナンスや、万が一の不具合に備えるサポート体制が重要です。
そこで確認しておきたいのが、新築分譲住宅の購入時に付く「保証」と「アフターサービス」の具体的な内容です。「新築だから」といって、無償で修理してもらえるとは限りません。保証の範囲は契約内容によって異なるため、いざという時に「保証の対象外だった」と気づくパターンもあります。
この記事では、新築分譲住宅における保証制度の仕組みや、10年保証の適用範囲、設備に関するメーカー保証との違いなどを解説します。

神奈川で新築分譲住宅を検討する際の「保証」とは?

新築分譲住宅を購入するにあたって、物件情報やパンフレットなどで「保証体制」の項目を目にすることが多いでしょう。しかし、ひとくちに保証と言っても、大きく2つの種類に分けられます。それぞれ混同しないように整理しましょう。

10年保証(契約不適合責任):品確法により売主に義務付けられる

1つ目は、法律によって売主に義務付けられている「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」に基づく保証制度です。住宅の品質確保の促進等に関する法律により、新築住宅の引渡しから10年間は、特定の部位に欠陥が見つかった場合、売主が補修等の対応を行わなければならないと定められています。この制度は、神奈川県内を含め、日本全国すべての新築住宅に一律で適用されます。

アフターサービス:各社で内容が異なる保証サービス

2つ目は、売主である不動産会社や建築会社が独自に提供している「アフターサービス」です。こちらは法律で義務付けられたものではなく、企業が顧客満足度を向上させるためのサービスの一環として設定しています。
そのため、アフターサービスの期間や対象となる箇所、定期点検の実施回数などは、提供する会社や物件ごとに大きく異なります。10年保証の対象外となるような細かな不具合や、日常的な設備のトラブルに対してどのようなサポートが用意されているかは、会社ごとに内容が異なります。

10年保証の対象:構造・雨漏り

新築住宅では「10年保証」が適用されますが、「家全体が10年間すべて無償で保証される」わけではありません。法律で定められた保証対象は、住宅の安全性と居住性に直結する「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」の2つに限定されています。

構造耐力上主要な部分とは?

構造耐力上主要な部分とは、建物の自重や地震、風などの外部からの力から住宅を支えるための骨格となる部分を指します。具体的には、以下のような箇所が該当します。
【小屋組・屋根版・斜材・壁・横架材・柱・床版・土台・基礎】
これらの部分に、本来備わっているべき強度や性能が欠けている(例えば、基礎に重大な亀裂が入っている、柱が傾いているなど)ことが引渡しから10年以内に判明した場合、売主が補修します。

雨水の浸入を防止する部分とは?

雨水の浸入を防止する部分とは、住宅の内部に雨水が入り込むのを防ぐための外装や開口部を指します。対象となる主な箇所は以下の通りです。
1.屋根(仕上げ材や下地材)
2.外壁
3.窓やサッシなどの開口部
4.雨水を排出するための排水管(建物の内部または外壁の内部に配置されたもの)

10年保証の対象外になりやすい設備・内装の注意点

「構造」と「雨漏り」以外の部分については、10年保証の対象外となります。日常的に使う機会の多い設備や内装関係は、不具合が起こりやすいため、事前にメーカーの保証期間を把握しておきましょう。

住宅設備のメーカー保証と延長保証

システムキッチン、ユニットバス、トイレ、給湯器、換気扇といった住宅設備機器は、建物そのものの保証とは切り離して考える必要があります。これらは各設備機器メーカーが独自の基準で保証期間を設けており、一般的な無償保証期間は1年〜2年程度に設定されているケースが多いです。
保証期間を過ぎてから給湯器が故障したり、キッチンの換気扇が動かなくなったりした場合、基本的には有償での修理・交換となります。ただし、販売会社や設備メーカーによっては、有償で設備保証期間を5年や10年に延ばす「延長保証サービス」を提供していることがあります。各物件・契約内容で延長保証の有無や加入条件を確認しておくと安心です。

壁紙(クロス)や建具などの内装保証期間

壁紙(クロス)の剥がれや隙間、フローリングのきしみ、室内ドア(建具)の建て付け不良といった内装・仕上げ材の不具合も、10年保証には含まれません。
これらの箇所は、木材の乾燥による収縮や、季節による湿度の変化、日常生活での摩耗など、自然現象や使用状況による影響を受けやすい部分です。そのため、不動産会社が独自に定めるアフターサービス基準においても、内装仕上げの保証期間は「引き渡しから1年〜2年程度」と設定されるのが一般的です。

アフターサービスと定期点検の違いを理解する

保証制度と一緒に確認しておきたいのが、「アフターサービス」と「定期点検」の仕組みです。これらは意味合いが少し異なります。

定期点検の一般的なタイミングと実施内容

定期点検は、建物の状態を維持・管理するために、あらかじめ決められた時期に専門スタッフが訪問し、異常がないかをチェックするものです。
一般的な新築分譲住宅の場合、引き渡しから「3ヶ月」「6ヶ月」「1年」「2年」「5年」「10年」などのタイミングで実施されるケースが多く見られます。定期点検の頻度や実施内容は会社ごとに異なるため、各物件・契約内容で確認が必要です。

入居後のトラブルに対応するサポート体制

アフターサービスは、定期点検だけでなく、突発的な水漏れや設備の故障など、入居後に発生したトラブル全般に対するサポート窓口としての機能もあります。
企業によっては、24時間365日対応のコールセンターを設置していたり、専用のスマートフォンアプリから手軽に補修依頼ができたりする仕組みを導入しています。何かトラブルがあった際にすぐに連絡できる体制が整っていると、入居後も安心して暮らしやすいでしょう。

契約前に確認したい書類

保証やアフターサービスに関する内容は、口頭での説明だけで終わらせず、必ず書面で詳細を確認しておくことが大切です。契約に進む前に、目を通しておきたい書類とチェックポイントを解説します。

保証内容の書面(保証書や約款)での確認

不動産売買契約の際、あるいは引き渡し時に、「保証書」や「アフターサービス基準書(約款)」といった書類が発行されます。ここには、どの範囲が何年間保証されるのか、どのような場合に有償修理(免責事項)になるのかが詳細に記載されています。
例えば、「台風などの自然災害による不具合」や「所有者の適切な維持管理がなされなかったことによる劣化」などは、保証対象外となる記載が一般的です。後々のトラブルを防ぐためにも、疑問に感じる文言があれば契約前に担当者へ質問して、納得したうえで契約を進めましょう。

万が一に備える「住宅瑕疵担保責任保険」の仕組み

10年保証は、もしも引き渡し後に売主(不動産会社)が倒産してしまった場合でも、「住宅瑕疵担保履行法」に基づいて保証がされます。新築住宅の売主は、契約不適合責任を確実に果たせるように、あらかじめ法務局に保証金を「供託(法務局などの公的機関にお金を預けておくこと)」するか、指定の保険法人による「住宅瑕疵担保責任保険」に加入することが義務付けられています。
万が一、売主が倒産等の理由で補修を行えなくなった場合でも、この保険(または供託金)を通じて、住宅の購入者に補修費用等が支払われる仕組みになっています。契約時には、物件がどちらの対応(供託か保険加入か)を取っているのか、説明を受けられます。

イーカムが提供する新築分譲住宅の保証・アフターサービス

神奈川県内で新築分譲住宅を供給するイーカムでは、購入後もお客様が長く快適に暮らせるよう、独自の保証制度とアフターサービス体制を構築しています。万が一の不具合や日常のトラブルに対して、どのようなサポートが用意されているのかを紹介します。

引き渡し後も安心の「標準保証」と「無償点検」

イーカムの新築分譲住宅には、10年の長期保証(構造耐力上主要な部分・雨水の浸入を防止する部分)に加え、建物の部位に応じた1年から5年の短期保証があります。
引き渡しからの1年間は、お客様の建物を熟知した担当現場監督がアフターサービスを受け持ちます。専任スタッフが迅速に対応するため、マイホームでの新生活を安心してスタートしていただけます。また、入居後の定期的なメンテナンスとして、ご希望のお客様には2年目および10年目に「無償点検」を実施しています。

長期保証とアフターサービスについてはこちら

ライフスタイルに合わせて選べる「有償延長オプション」

標準保証に加えて、より長期的な安心を求める方向けに、2つの有償オプション制度(※イーカムまたは関連会社が売主の物件に限る)が用意されています。ご希望に合わせて片方のみ、あるいは両方に加入することが可能です。

1. 建物20年保証(建物サポートシステム)
初期の10年保証(瑕疵担保責任保険)に、さらに10年の延長保証をプラスし、雨漏りや主要構造部分の保証を最長20年間までカバーします。

点検の実施 9年目に無料点検(10年点検)を実施し、建物の状態を確認します。
加入時期の目安 原則として建物の引き渡し時までのお申し込み。
※上記が原則ですが、お引き渡し後1ヶ月以内はご加入いただけます。

2. 住設10年保証(住設あんしんサポート)
システムキッチン・システムバス・給湯器・洗面化粧台・温水洗浄トイレといった住宅設備の保証期間を、最長10年に延長するサービスです。

修理費用の無償化 保証期間中は、何度でも対象設備の修理・交換ができ、部品代・出張費・作業費は無料で対応します。
窓口の一本化 トラブル時の連絡先を一本化することで、メーカーの保証書や連絡先を探す手間が省け、スムーズな対応が可能です。
24時間緊急対応 水回りのトラブル(詰まり・水漏れ等の駆けつけ一時対応無料)、窓ガラスの破損(年1回まで一時対応無料)、鍵の紛失(有償での鍵解錠業者の手配)など、緊急時のサポートも付帯します。
加入時期の目安 引き渡し後3ヶ月以内のお申し込み。(最長で引き渡し後1年まで加入可)

トラブル時に頼れるご相談窓口

地域密着型の強みを活かし、イーカムではアフターサービス体制の充実に努めています。電話でのご相談だけでなく、24時間いつでも送信可能なWeb上のアフターサービス専用フォームも完備しています。

まとめ:安心して新築住宅を買うために、購入前に保証・アフターサービスをチェック

神奈川県内で新築分譲住宅を検討する際、立地や間取りといったマイホームそのものの条件だけでなく、入居後の安心を守る保証制度も正しく理解しておきましょう。
10年保証の対象は、基礎や柱といった「構造耐力上主要な部分」と、屋根や外壁などの「雨水の浸入を防止する部分」に限られています。新築住宅全体が10年間保証されるわけではないため、事前に対象範囲を把握しておくことが大切です。
また、日常的に使用する水回りなどの住宅設備や内装については、通常1年から2年程度のメーカー保証や短期保証が適用されます。会社独自のアフターサービスや定期点検の実施頻度も物件ごとに異なるため、契約前に保証書や約款といった書面へしっかりと目を通すことが大切です。「もしもの時」の備えがあることで、長く安心して暮らせるマイホームとなるでしょう。

イーカムでは、東京・神奈川を中心に、南欧風の新築分譲住宅「ガルボシティー」・自由設計の家を販売しています。デザイン分譲住宅の外観や設備、仕様に関する質問はもちろん、アフターサービス、保証のご相談も承っております。不安を減らし、安心して住宅購入ができるようお手伝いさせていただきますので、ぜひご相談ください。詳細はこちら

イーカム分譲住宅編集部

イーカム分譲住宅編集部

不動産や建築の専門知識を持つスタッフが集まり、神奈川・東京の住まいを見つめてきました。暮らしに役立つ住まいの知識や、地域ならではの情報を、身近な視点で発信していきます。

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