
住宅コラム
相模原市中央区のリアル!長閑(のどか)だけれど施設は充実、緑あふれるけれど渋滞に悩まされる、ちょっとちぐはぐな街の魅力
地域ライターレポート
2026.10.20

神奈川県相模原市ってどんなところ?中央区って??
相模原市は神奈川県北西に位置する街で、東京都町田市と東京都八王子市に隣接しています。JR横浜線、小田急線、京王電鉄などの路線が通っており、東京都心までは約一時間。ベッドタウンとして発展し、人口は70万人超えとなりました。ですが自然もたくさん残っており、なんと市域の3分の2が山林!水資源も豊富で、湖、ダムまで有しています。
そんな緑と水のあふれる相模原市ですが、2010年には政令指定都市に指定されています。中央区、緑区、南区の三区に分かれており、緑区には橋本、南区には相模大野という市街地があります。……では、中央区は?
今回は二つの市街地に挟まれ、ちょっと存在感の薄い中央区、その中でも「相模原」の名を冠するJR横浜線・相模原駅を中心にご紹介をしていきたいと思います。
目次
JR相模原駅の南口と北口
南口は華やか!

相模原駅の改札を出て南側に出ると、駅から南にまっすぐ伸びる「さがみ夢大通り」の堂々とした佇まいが見えてきます。そしてその周囲の店の色とりどりの看板、行きかう車、人々……とにかく南口は華やかの一言です。高層マンション、コンビニ、飲み屋、マッサージ屋、クリニックなどなどなど。ここに住めば生活には事足りると言えるくらい、色々な要素が密集しています。
北口はのんびり……だけではない?

それでは反対の北口に向かってみましょう。人もそうですが、走っている車が少なく、南口とは別世界といえるほど静かで長閑な雰囲気。運が良ければ鳥の美声が聞こえます(笑)。そして歩けども歩けども、飲み屋どころかコンビニもありません。駅北側の徒歩圏内には飲食や休憩ができるお店がないので(2026年8月現在)、初めて来る方はご注意ください。
そんなのどかな相模原駅北口周辺。米軍が周辺の土地を所有していたことで長い間開発が制限されてきたのですが、2014年に一部土地が返還されたのを機に、現在大規模な都市開発計画が進められています。地域の発展・交流拠点としての役割が期待されているわけですが、まだまだ計画案が出たばかり。周辺住民はこの都市開発計画を注意深く見守っている最中です。
相模原駅北口に住む子供たちの聖地・スポレク
駅の北は静かで長閑だとご説明しましたが、何を隠そう筆者が居住しているのは北側です。夫ともに小学生三人を抱え、仕事をしながら子育ての真っ最中なのです。
そして日々ありがたみを感じているスポットをご紹介しましょう。「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」、通称スポレクです。
米軍の相模総合補給廠との共同使用区域内に整備された公園で、とにかく広い!エリアがいくつか分かれており、小さな子供を遊ばせることができる遊具広場、サイクリングやウォーキングができるサイクリングロード、そしてサッカーや野球をしているお子さんをお持ちの方には朗報!ボール遊びができるエリアもあるんです。一部予約が必要だったり有料の施設がありますが、ほとんどは無料で利用できます。駐車場も無料なので遠方の方も利用しやすいです。
遊具広場


広さをいっぱいに利用した、様々な遊具のエリア。遊具の色は爽やかなブルーで統一されています。遊具にはそれぞれ対応年齢も書いてあるので、必ずお子さんにぴったりの遊具が見つかるはず。歩き始めの未就学児から小学校中学年くらいまで、力いっぱい遊ぶことができます。
初めての自転車練習

お子さんの初めての自転車練習は、スポレク内の舗装道路がうってつけ。筆者の子供三人も、ここでのびのびと自転車練習をさせていただきました。子供がうっかり車道に飛び出す心配がないので安全に練習できます。他にもジョギング、ウォーキングをする人や、季節の花々を楽しみながらお散歩をする人など、様々に利用されています。
あおぞらキャンパス

ここもスポレクならではのエリア。チョークで地面にお絵描きができます。チョークは持ちよりでもいいですし、前のお友達が置いて行ってくれたチョークを使わせてもらうこともできます。たまにものすごい大作‼ができていて、見るだけでも楽しいです。
ボール遊び広場
外ではなかなかできないバスケットを始めとした球技ができるエリア。かなりの人気エリアなので、順番待ちになることも。ボール遊び可能エリアはちょっと分かりづらいので、事前に案内図などを確認して、ルールを守って遊びましょう。
夏は熱中症に注意!
残念ながらスポレクにも弱点が……。あまり背の高い植栽がないため、真夏は他の公園よりも熱中症の危険が高くなってしまうのです。あまりに気温が高い日は、残念ですが遊ぶことを控えた方が良いでしょう。
中央区には特徴がない?侮るなかれ。こんなレジャー・穴場スポットも
相模原市立博物館

相模原市の歴史が学べる博物館。入場料は無料!最寄りはJR横浜線・淵野辺駅です。JAXA相模原キャンパスに隣接していることから、宇宙の展示スペースに力を入れています。入り口に入ってすぐ、小惑星探査機はやぶさ初号機の実物大模型がお出迎えしてくれます。宇宙やロボットが好きなお子さんがいたら、食いつくこと間違いなし。
また、館内には2025年にリニューアルしたばかりのプラネタリウム(有料)があり、映像は迫力満点です。カップルのデートスポットにいかがでしょうか?
プリモふれあい動物広場(相模原麻溝公園)

相模原麻溝公園内にある動物公園。こちらも入場料は無料です。様々な方法で動物とふれあうことができますが、子供たちが一番喜ぶのはポニー乗馬体験(有料)。小学生まで乗馬できるので、家族の思い出作りに是非!
そして筆者のおすすめは、鳥が放し飼いになっているウォークインバードゲージです。様々な種類の鳥たちが気の向くまま自由に過ごしています。鳥の種類と名前が掛かれた札を読みながら本物と見比べたり、隠れている鳥を探したりと飽きることはありません。
こめくまカフェ

相模原駅北口・住宅街の中にひっそりとある、知る人ぞ知るカフェ。小麦アレルギーの人も食べられる、グルテンフリーの食事を提供しています。店内に入るとクマのグッズでいっぱい!ドリンクを可愛いくまボトルに変更することも可能です(持ち帰り可)。
相模原市の交通事情。あなたは車派?バス派?それとも自転車派?

相模原市の渋滞事情
残念ながら、相模原市は渋滞が起こりやすい街です。国道16号が相模原市の東から北西にかけて走っていること、そして相模原市中央区から緑区にかけて工業団地が点在しており、大型トラックの走行が多いことなどが理由に挙げられます。平日の朝夕の通勤時間帯は特に渋滞が酷いですが、その他の時間帯や休日でも主要道路は常に混雑しています。
とはいえ、やはり車は便利です。上記にもある通り国道16号が走っているので町田や八王子に出やすいですし、レジャースポットの多い緑区の津久井や相模湖へは車でのアクセスの方が圧倒的に早くて快適です。レジャー好きファミリーならば、車は必須と言えます。
意外と便利な神奈中バス。平日の通勤にも休日のレジャーにも!
神奈川県民ならば知る人ぞ知る……それが神奈中バスです。神奈川県のほぼ全域を網羅しており、もちろん相模原市にもいくつもの路線が巡らされています。平日は通勤に多くの人が利用し、休日はショッピングやレジャーに向かうファミリーが利用します。
ただ先程も書いた通り、相模原市は渋滞の多い街。神奈中バスも例外なく渋滞に巻き込まれており、時刻表に正確なバス路線はあまりありません。時間に余裕を持って利用することをおすすめします。
自転車スペース増えてます

相模原市中央区は比較的フラットな地形で、急な坂道はほとんどありません。手軽な自転車を利用する人も多く、歩道も自転車優先スペースが少しずつ増えてきています。……とはいえまだまだ古い街並みも多く、狭い歩道も残っていますので、自転車ユーザーは交通ルールを守って利用しましょう。
都心へのアクセス
相模原駅から新宿エリアへのアクセスは、電車では主に二通りあります。一つは橋本駅から京王相模原線で新宿駅へ向かうルート、もう一つは町田駅から小田急線を利用して新宿駅へ向かうルートです。
どちらも所要時間は1時間前後ですが、朝ラッシュ時を比較すると小田急線(快速急行利用)のほうが若干早い傾向があり、通勤は小田急線を利用する人が多いようです。しかし京王相模原線は相模原駅の隣・橋本駅が始発であり、ゆったり座って利用したい人は京王相模原線のルートをおすすめします。
ちなみに車で都心へのアクセスを試みた場合、一般的に東名高速道路を利用して、東京駅方面に出るまでに約1時間15分ほどかかります。お子さんがまだ小さくて電車はちょっと……というわけでないのならば、都心でのお買い物は電車を利用しましょう。
相模原市中央区に住んだら普段の買い物はどうなるの?
転居先を決める際、意外とチェックするのを忘れがちなのが普段使うスーパー、生活雑貨店なのではないでしょうか。相模原市北口に住み、交通手段は電動自転車の我が家の買い物事情をちょっとだけご紹介します。
ライフ 相模原駅ビル店
相模原駅の駅ビル一階にある、生鮮食品・惣菜・パン・日用品まで扱う便利なスーパー。駅から0分で利用できるため、仕事帰りの相模原市民には大助かりです。ただ便利な分、常に混んでおり、せかせか歩いている人も多いので、ゆったりお買い物をするにはあまり向きません。
夫(買い物担当)の一言
肉を買うならライフが安い。
ベルク 相模原宮下本町店
朝は9時から、夜は24時まで営業しているスーパー。広い駐車場を有しており、普段の買い物にも、緊急時の利用にも便利です。ただ駅からは離れているため、基本的には車・自転車ありきの買い物になります。また混雑時には出入り口で渋滞が発生するため、注意が必要です。
夫の一言
総菜やお弁当が充実しているから、土日の昼はベルクに行くことが多いかな。
オーケー 相模原中央店
16号沿いにある、オーケーグループのディスカウントスーパー。市役所の近くにあり、車でも自転車でも徒歩でも、比較的行きやすいです。
夫の一言
冷凍食品・アイスを買うならオーケーがお得!
相模原駅の駅ビル・相模原イッツと相模原セレオ

JR相模原駅の改札を出て南口側に向かって歩くとすぐに、二つの向かい合う駅ビルがあります。橋本側が相模原イッツ(写真右)、淵野辺側が相模原セレオ(写真左)です。ちなみに上記で紹介したライフは相模原セレオの一階にあります。この二つ、それぞれ特徴はあるのですが、似ている部分も……。例えばイッツには薬局のクリエイト、セレオにはマツモトキヨシがあるかと思えば、イッツにはドトールコーヒー、セレオにはカフェ・ベーカリーのヴィド・フランスがあり、さらにイッツには100円ショップのダイソー、セレオにはやはり100円ショップのワッツが……。やっぱりお互い意識しているのかも。
一方の利用する側もイッツ派とセレオ派に分かれて……いません(多分)。筆者は100円ショップをよく利用しますが、ダイソーでほしい筆記用具が売り切れていたから、セレオのワッツに移動してもう一度探してみよう!なんてことはよくあります。二つの駅ビルを使いこなせるようになれば、もうあなたは相模原駅を制したも同然!……かもしれない。
気になるアノ場所……米軍施設・相模総合補給廠
相模原駅北口の更生病院裏側から、淵野辺駅の手前まで、米軍の相模総合補給廠の敷地が広がっています。米軍基地、と聞くと騒音問題など不安を感じる人がいるかもしれません。筆者も北側に住んでいますので不安がなかった訳ではありませんでした。ですが実際に住んでみると……まず滅多に米軍の兵士の方に遭遇しません。かつては宿舎があり、その痕跡こそ未だ残っていますが、宿舎そのものはすでに移転しています。また騒音ですが、たまにヘリコプターが旋回していることはありますが、戦闘機ほどの轟音ではなく、深夜に飛んでいることも滅多にありません。あくまで筆者の感想ですが、周辺住民とは比較的穏やかな関係を保っていると感じます。
また毎年4月には「ハワイアンフェスティバル」が開催され、基地内が一般開放されるイベントが行われています。
まとめ・相模原市中央区はどんな人に向いている?
相模原市中央区は市役所、医療施設、金融機関などといった生活に必要な施設が密集しており、子育て世帯にもシングルの方にも便利なエリアです。治安も比較的良く、安心して暮らすことができます。
また、土地価格や家賃相場が低く抑えられ、同じ神奈川の横浜や川崎などと比べてコスパ良く住むことができます。都心へのアクセスも良いため、通勤先が新宿周辺であるなら、かなり利便性の高い場所であると言えるでしょう。
渋滞事情などマイナス面もありますが、それを上回る利便性と住みやすさがあると筆者は感じます。皆さんの新しい住まいの候補に、この街を入れてみてはいかがでしょうか。
【イーカム編集部より】
相模原市中央区は、生活に便利な街という印象でしたが、スポレクのように子どもたちが思い切り遊べる場所があるのは、子育て世帯にとってうれしい発見ですね。実際に暮らしている方ならではのスーパーの使い分けや渋滞のお話にも、思わず共感してしまいます。また、相模原駅北口の再開発が進められていることも興味深く、これから街がどのように変わっていくのか楽しみですね!暮らしのリアルな声を通して、相模原市中央区の新たな魅力を知ることができるコラムでした。
記事内でご紹介いただいたスポットの場所は、下記の地図をご参照ください。
- ① 相模原駅
- ② 相模原スポーツ・レクリエーションパーク
- ③ 相模原市立博物館
- ④ 相模原麻溝公園 プリモふれあい動物広場
- ⑤ こめくまカフェ
- ⑥ ライフ相模原駅ビル店
- ⑦ ベルク 相模原宮下本町店
- ⑧ オーケー 相模原中央店
- ⑨ 相模原IT’S
- ⑩ セレオ相模原
- ⑪ 在日米陸軍相模補給廠
イーカムでは、東京都・神奈川県内の最新物件情報を随時ご紹介しています。相模原で理想の住まい探しにぜひお役立てください。


