住宅コラム

土地選びで後悔しない!神奈川・東京で新築一戸建てを買う際の6つのポイント

住宅購入コラム
2025.11.27

新築一戸建てを神奈川・東京近郊で手に入れたいと考えている方へ。
家の購入を考え始めると、「こんな魅力的な家を建てたい」「マイホームを買ったら、こんな設備が欲しい」と、マイホームへの夢は広がるでしょう。
しかし、新築一戸建てを購入するためには、「土地選び」が必要です。賃貸と違い、一戸建ては一度建てたら住み替えは容易ではありません。さらに、東京や神奈川は地価が上昇傾向にあります。限られた予算内で、東京・神奈川に理想のマイホームを手に入れたい方にとって、土地の取得価格が上がることは、新築一戸建て購入のハードルを上げてしまいかねません。
安さで土地を選ぶことは、住んだ後の後悔につながる恐れがあります。この記事では、新築一戸建てを建てる際の「後悔しない土地選び」のポイントを紹介します。住みやすさや安全性、将来的な使い道も踏まえて、あなたの理想のマイホームを手に入れるための「土地選び」の参考としてぜひご覧ください。

なぜ「土地選び」で新築一戸建て購入者が後悔するのか?

「理想の家」を「土地の制約」が台無しにするリスク

新築一戸建ての購入を検討し始めると、多くの方が間取りや色、設備といった「家の要素」にばかり目が行きがちです。もちろん、家の要素は重要です。
しかし、マイホームの良し悪しを分けるのは、その家が建つ土地そのものにもあります。土地の条件や制約は、理想の間取りやデザイン、さらには居住後の生活コストにまで影響を及ぼす恐れがあります。そのため、一戸建てを建てる前の土地選びが、「こんなはずじゃなかった」という後悔の要因となり得るのです。

限られた予算内でも後悔しないために

東京・神奈川での新築一戸建てを限られた予算内で叶えるためには、土地選びは特にシビアです。前述の通り、東京・神奈川の地価は全国でもトップクラスに高く、上昇傾向にあります。価格を抑えようとすると、郊外や駅から遠い土地、あるいは狭小土地が候補になります。
また、こうした低予算の土地には、周辺環境があまり良くない・ハザードマップ上でリスクが高い・想定していた間取りが難しい、といった「見えないリスク」が潜んでいる可能性もあります。
そういったリスクを確認せずに価格だけで土地を選んだ結果、住みにくい・災害リスクが高い・家の設備を諦めるといった「理想のマイホームを叶えにくい状況」に陥る危険があります。そんな後悔を避けるためには、事前に「リスクを回避するためのチェックポイント」を理解し、購入する土地を選択することが重要です。

土地選びで後悔しないための6つのポイント

東京・神奈川で新築一戸建ての土地選びを成功させるためには、感覚や価格だけで判断してはいけません。ここからは、住んだ後に後悔しない土地を見抜くための具体的なポイントを6つ紹介します。地盤やハザードといった「見えないリスク」をデータで確認し、後悔しない土地の探し方の参考にしてみてください。

【ポイント1】目的に合わせた土地を探す

予算内で土地を選ぶ場合に重要なのが、目的に合わせて優先順位をつけることです。生活スタイルは人それぞれ。何を重視したいのか、土地選びの軸を明確にすることで、情報過多になりがちな土地選びを進めやすくなります。

重視する項目

優先度が高い層

土地選びにおける注目箇所

通勤利便性

夫婦共働き、都心勤務者

急行停車駅、始発駅、バス便でもアクセスが良い駅

子育て環境

子どもがいる層

学校区の評判、公園や医療機関の充実、治安の良さ

広さ

家族の人数が多い、設けたいスペースがある(リモートワーク部屋、趣味部屋など)

郊外、駅から遠い土地

ここで重要なのが、今の生活だけでなく、5年後、10年後の家族構成や働き方の変化を見据えること。ライフステージは時間とともに変化します。将来の生活をイメージし、柔軟に対応できる土地を選ぶことが、後悔しない土地選びのポイントです。

【ポイント2】ハザードマップで安全性をチェック

自然災害が多い日本において、家を建てる土地がいざという時に安全かどうかは、自分や大切な家族を守るうえで重要です。多くの自治体がハザードマップを公開しているので、水害や地震発生時の洪水・氾濫リスクや液状化リスク、地盤の強さなどを事前に確認しておきましょう。
以下の項目などを確認して、検討中の土地が安全な場所か判断しましょう。

  • ・避難場所への移動に問題がないか
  • ・埋め立て地ではないか
  • ・洪水・内水氾濫リスクは低いか
  • ・地盤が強いか
  • ・過去に災害が起こっていないか

【ポイント3】家のサイズを決める建ぺい率・容積率

土地を購入したからといって、その面積いっぱいに家を建てられるわけではありません。「思っていたより小さな家しか建たない」という後悔は避けたいものです。ここで注目したいのが、建ぺい率と容積率です。

  • 建ぺい率:敷地面積に対して建てられる建築面積の上限(土地を真上から見た時の面積)
  • 容積率:敷地面積に対して建てられる延床面積(全フロアの床面積の合計)の上限
【計算例】敷地面積100㎡、建ぺい率60%、容積率150%の場合

  • 建築面積上限:100㎡ ✕ 0.60 = 60㎡
  • 延床面積上限:100㎡ ✕ 1.50 = 150㎡

土地が狭くても容積率が高めに設定されていれば、3階建てにするなどして最大限の床面積を確保する設計が可能になります。土地の面積だけでなく、建ぺい率・容積率を把握してから土地を購入することが重要です。
こうした規定は、その地域や用途によって定められています。ハウスメーカーなどに事前に確認しましょう。

【ポイント4】住みやすい周辺環境

家を建てる上で重要なのが、その土地の住みやすさです。実際に暮らした時に生活しやすいかを、下記のポイントで確認しましょう。

  • 治安の良さ:暗くなっても街灯が多いか、人通りがあるか、騒音がありそうな場所(繁華街・大通り)はないかなど。
  • 医療施設の充実:いざという時に診療可能な病院が周りにあるかを確認しましょう。
  • 学校区・公園:子どもがいる方は、どこの学校に通うことになるか、預けられる幼稚園があるかなどを確認しましょう。子どもが遊べる公園があるかも、暮らしやすさの一つのポイントになるでしょう。
  • 周辺道路状況:日常的に使う道に見通しが悪い場所や交通量が多い場所がある場合、事故のリスクがあります。特に、子どもの通学路は注意が必要です。また、車での外出が多い場合は、近くにICなどがあるとお出かけの際に便利です。

また、東京や神奈川には急な坂があるエリアもあります。坂道の多さが暮らしの障壁になりそうな場合は、実際にその土地周辺を歩いてみて、暮らした後の生活をイメージしてみましょう。

【ポイント5】土地の向き(日当たり)・形状

土地の向きとは、前面道路がどの方角に接しているかを指します。家の向きは、日当たりの良さと土地価格にも影響します。一般的には南向きの土地が人気です。その大きな要因は日当たりの良さ。家の中が明るくなり、洗濯物も乾きやすいため好まれます。人気な分、土地代は高くなりやすいです。逆に、土地代が低い傾向にあるのは北向きの土地。南向きとは逆に、比較的安い代わりに日当たりが悪いことがデメリットです。ただし、最近は設計次第で光を取り入れやすい家にするなど、土地の向きだけでなく「建てる家側の工夫」で住みやすい家にすることも可能です。ライフスタイルに合わせて、土地の向きを検討しましょう。
また、土地の形状にも注目しましょう。特殊な形をした土地の場合、建てられる面積も限られるため、希望の間取りや設計が難しい可能性があります。もちろん設計の工夫次第で理想の家を手に入れることも可能かと思いますが、制限される部分があるかもしれないため、あらかじめハウスメーカーと相談しておくことをおすすめします。

【ポイント6】将来的な資産価値

土地選びは現在の生活だけでなく、将来的な売却や住み替えの可能性も見据えることも一つのポイントです。将来的な価値の上昇や活用を見据えて、後悔しない土地選びを目指しましょう。

①駅までの距離と利便性
駅から近い土地は、土地の価値が高いです。また、東京都心へのアクセスが良い路線や駅の近くは人気なため、将来的にも価値が落ちにくいでしょう。

②周辺環境の将来性
大規模な商業施設の建設予定、新駅・新路線の計画、地域の人口が増加傾向にある土地は、価値の上昇が見込めます。

③住環境の質
人気のある学校区や、治安が良いエリア、緑地や公園が整備されているような場所は、人気があります。

神奈川・東京で新築一戸建てを実現する狙い目エリア比較

土地代を抑えた、住みやすいおすすめエリア

東京・神奈川で限られた予算内の新築一戸建てを実現するには、土地代を抑えることが重要です。そのためには、「狭小土地」または「都心から距離を置く」という選択が不可欠です。
都心方面への通勤利便性を軸に、土地価格を比較的抑えて新築一戸建てを購入しやすいエリアをご紹介します。

東京都心方面への移動に便利なおすすめエリア

都心部(新宿・渋谷など)へのアクセスがしやすく、土地の価格と家の広さのバランスが取りやすいおすすめエリアを4箇所紹介します。

東京都八王子市
JR中央線なら、新宿まで乗り換えなしで移動可能。落ち着いた住環境と豊かな自然が魅力です。

東京都東久留米市
池袋や渋谷への移動が容易な点が魅力。駅近くに保育所も多く、共働きの方に好アクセスな東京都内エリアです。

神奈川県相模原市緑区
橋本駅から京王相模原線特急利用で新宿まで45〜50分程度。始発があり、座って通勤しやすいのが魅力。橋本駅周辺は、リニア開業による今後の発展も注目されています。

神奈川県大和市
大和駅からは、小田急線で新宿、相鉄線で横浜方面へ柔軟にアクセス可能。ふれあいの森など公園が多く、子育て環境も整っています。

▶関連記事:予算3000万円台で東京に家を建てる方法|新築一戸建ての選び方と狙い目エリア
▶関連記事:横浜市・藤沢市・厚木市・東京都内|3000万円台で買うならどこ?地価・広さ・交通利便性から徹底比較

予算3000万円台を実現するなら、分譲住宅という選択も

予算内で理想の新築一戸建てを手に入れるなら、建売・分譲住宅がおすすめ。分譲住宅とは、土地と物件がセットで販売されている家のことで、総額が明瞭な点が魅力です。また、分譲住宅は、一括仕入れによるコスト削減が図られているケースが多く、注文住宅より安く購入しやすいです。予算条件を重視する方におすすめです。
当社イーカムでも、東京・神奈川を中心に分譲住宅を販売しています。

イーカムが提供する、自社一貫体制の分譲住宅

当社は、土地の仕入れから、新築一戸建ての設計・施工、販売、そしてアフターサービスまでを自社一貫体制で提供しています。この体制により、神奈川・東京という価格の高いエリアでも、コストを抑えながら高品質な住宅を可能にしています。その土地の特性を理解したうえで仕入れ、住みやすい家を建てることで、お客様の生活が満足いくものになるよう努めています。
イーカムの新築分譲住宅は、南欧風のデザインが特徴。デザインはもちろん、収納や家事動線、構造も工夫し、住みやすい機能性を両立した住宅です。

イーカムの自社一貫体制の強み
ガルボシティー

まとめ:後悔しないマイホーム購入は土地選びから

理想の新築一戸建て購入の鍵は、「土地選び」にかかっていると言っても過言ではありません。特に土地価格の高い東京・神奈川において、予算内でマイホームの夢を叶えるために「安さだけ」で土地を選ぶと、建てた後・住んだ後の生活の質に大きな影響を及ぼします。
この記事でご紹介したポイントを参考に、「住みやすい家を建てられるか」を長い目で見て、土地を選びましょう。
予算内で後悔しない住まいを手に入れるコツは、「完璧を求めすぎない」という現実的な姿勢にあります。住んだ後の生活をイメージし、妥協できるポイントと譲れないポイントの優先順位をしっかりとつけることが、判断の軸になります。災害時の安全性をしっかりと確認しつつ、土地の広さや駅近、方角といった条件に優先順位をつけることで、予算内で安心できる土地を見つけることは十分に可能です。また、採光や収納など、建てる家の方に工夫を施すことで解決できることもたくさんあります。

イーカムでは、東京・神奈川を中心に南欧風の分譲住宅「ガルボシティー」・自由設計の家をご用意しています。日本の気候風土で培われた伝統的な「木造軸組工法」を採用し、広々とした空間設計や将来の増改築、リフォームにも柔軟に対応できます。機能的設備の標準装備、上質なデザイン物件を、自社一貫体制によるお求めやすい価格でご提供。3000万円台で手が届く物件もご用意しています。

  • ・実際にイーカムで購入された「お客様の声」はこちら
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イーカム分譲住宅編集部

イーカム分譲住宅編集部

不動産や建築の専門知識を持つスタッフが集まり、神奈川・東京の住まいを見つめてきました。暮らしに役立つ住まいの知識や、地域ならではの情報を、身近な視点で発信していきます。

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